《Black Lotus》!《Sol Ring》!《魔力の櫃/Mana Vault》!
こいつらはレガシーだとあんまり強いから《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》や《水蓮の花びら/Lotus Petal》、《金属モックス/Chrome Mox》といったカードに形を変えて環境に残ってる!
しっかーし、これらの他にもレガシー環境には使いようによって”壊れた”マナ加速になるカードたちが眠っているんだ!
今回はそんなカードを3種類と、思わず腋毛を見せたくなるようなナイスなデッキ、それからStarCityGames.comからのビッグなお知らせをお届けするよ!
まずは赤の古株コモン、《オークの木こり/Orcish Lumberjack》だ!
Orcish Lumberjack / オークの木こり (赤)
クリーチャー — オーク(Orc)
(T),森(Forest)を1つ生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに、(赤)と(緑)の好きな組み合わせのマナ3点を加える。
1/1
私が12年前にカジュアルデッキで使っていた《木こり》は、《森/Forest》を切り倒しては《Black Lotus》を生み出してくれてたんだ!
《Lava Burst》を《木こり》で後押ししてバーンデッキが勝つのを思い出すね!
ふり返ってみると、《木こり》によるマナ加速は不公平感がなかった様に感じるんだ!
3ターン目の《大喰らいのワーム/Craw Wurm》や2ターン目の《蛮族の大軍/Barbarian Horde》が確実ってわけじゃなかったしね!
そのころの、それから今でもマジックで最高のマナ加速のうちの一つだと思ってるよ!
さて、どういう風に使えばカジュアルデッキから脱却できるかな?
現在は1ターン目に《木こり》、2ターン目に《森》を食べるっていうのがフェッチランドから《Taiga》を持ってくることでディモールト簡単だね!
それから3マナ余計に出せるっていうのは、2ターン目に5マナかそれ以上を生み出し得るので、それはレガシーだととても驚異的なことだよ!
そんなわけで土地1枚の損失よりもスピードが重要なアグレッシブ・デッキがいいだろうね!
一番フィットするのはゴブリンかな!
3マナも余計に使えるんだからいろんなことをしたくなっちゃうね!!
《木こり》は《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》や《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》とかを2ターン目に呼び出せるので、《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》と同じように機能するんだ!
もしゴブリンに押し込むんだったら何か4枚抜かなくちゃだね!
私だったら《モグの狂信者/Mogg Fanatic》を切るかな!
ここんところ活躍できる機会が限られているし、ゲームを通しても《木こり》の方が良さそうだし!
ゴブリンじゃないから《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》で引けないし、《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》も使い辛くなるけど、試す価値はあると思う!
今までは《古えの墳墓/Ancient Tomb》がゴブリンデッキを加速するのに使われてきたんだけど、《木こり》はそれよりも全然良さそうだよ!
それから《木こり》は《リシャーダの港/Rishadan Port》を起動するのに使った《Taiga》をコストにできるし、《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》や《首謀者》をプレイした後でもマナを出せるよね!
《木こり》の能力が何度も使えるかは不安が残るけど、2ターン目に《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》を出せる可能性が2倍になるのは見逃せないね!
あとは《霊気の薬瓶/AEther Vial》の代わりに入れてもいいかもしれない!
《薬瓶》は打ち消し呪文全般への対抗手段だから、反論したい気持ちはわかる!
ゴブリン使いの皆さんは《薬瓶》が《木こり》よりもゴブリンを加速させるって気付いてるよね!
《木こり》は赤い憎い奴らだけじゃなくて緑のすごく…大きなクリーチャーも呼び出せるよ!
最近ドイツの35人参加のトーナメントで7位に入ったデッキを見てみよう!
http://www.deckcheck.net/deck.php?id=23360
このデッキなら《木こり》を労基法違反で勧告されるまで使えるよ!
見た感じ《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》か《Fyndhorn Elves》は《木こり》に置き換えられるね!
コンボ以外のデッキだと、2ターン目の《ブラストダーム/Blastoderm》や3ターン目の《ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya》付き《災難の大神/Deus of Calamity》に対処するのは難しいよ!
このデッキは2ターン目にでっかいクリーチャーを出して、3・4ターン目にそれ以上のことができ得る良い例だね!
実際にレガシーでやっていけるのか、成績がマグレじゃないのかは自信がないけれど、《木こり》が戦えるデッキにしてくれるのは間違いないと思う。
テストゲームで対相殺独楽とやったら《思考囲い/Thoughtseize》と《目くらまし/Daze》を使われても、3ターン目に《はじける子嚢/Saproling Burst》/《伏魔殿/Pandemonium》コンボを決めたことがあったよ!
これならレガシーレベルって言っても遜色ないよね!
《木こり》は、また、デッキビルダーの皆さんが気になってるカードのためのマナ加速にもなるよ!
《サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol》、《千足虫/Gigapede》、《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury》等がそうだね!
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を入れてコストの土地を水増ししたり、《すき込み/Plow Under》で相手を妨害したりと、コントロール寄りに構築してもいいかもね!
今ならStar City Gamesで4枚1ドルで買えるから、レガシープレイヤーにとっては投資のチャンスかもよ!
赤と緑のカードは質が上がる一方なんだから、《木こり》の値段が上がるのも間違いないね!
次は《Sol Ring》と同じマナを毎ターン生み出す《スランのタービン/Thran Turbine》だ!
Thran Turbine / スランのタービン (1)
アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、あなたは自分のマナ・プールに最大(2)まで加えてもよい。あなたは、このマナを呪文をプレイするために支払うことはできない。
マナをどうやって活用するか悩むよね!
例えば・・・
-《等時の王笏/Isochron Scepter》をアップキープに起動して、《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》で引いたり《稲妻のらせん/Lightning Helix》ブッパしたり!
-《停滞/Stasis》+《雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds》で友達を減らしたり!
-《The Tabernacle at Pendrell Vale》や《幕屋の大魔術師/Magus of the Tabernacle》のコストを払ったり!
-《スカイシュラウドのエルフ/Skyshroud Elf》でマナロンダリングして呪文のプレイに使えるようにしたり!
-《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を回したり《ウルザの工廠/Urza’s Factory》を起動したり!
以上挙げてみたけど、こんな使い方じゃわざわざ《タービン》をレガシーで使う意味がないね!
最初に、リクルートが簡単になるからレベルデッキで使えば良いんじゃないかと思ったんだ!
《陰謀団式療法/Cabal Therapy》・《大物狙い/Big Game Hunter》・《Hymn to Tourach》入りの白黒レベルを試してみたんだけど、結局たいしたものじゃなかったよ!
ケンタッキー州PTQで優勝した以下のデッキに出会うまで、《タービン》の可能性をポイしようかって考えてたぐらいだ!
http://www.deckcheck.net/deck.php?id=22593
このデッキなら《タービン》を限界まで回転させられるね!
《再誕の宣言/Proclamation of Rebirth》を素早く”宣言”できるし、《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》を手札に戻して土地を伸ばせるし、《正義の命令/Decree of Justice》からトークンを2体余計に出せるんだ!
メインだと墓地対策を採ってないデッキが多いから、《砂の殉教者/Martyr of Sands》ロックはレガシーでもワンチャンスあるかもしれないしね!
殉教者デッキは第1ゲームを長引かせてから勝って第2ゲームは引き分け、ってな具合に1-0を量産できるかもよ!
もちろんリスクはあるけれど、試す価値はあると思う!
このデッキは《独楽》と《ドラゴン》の組み合わせでより多くのカードにたどり着けるだろうね!
《タービン》はこんな感じのデッキにバッチリ合うカードで、ぜひとも誰かに使ってほしいよ!(もっとも私が相手するのはゴメンだけどね!)
勝ち手段に《精神隷属器/Mindslaver》とか《忍耐の試練/Test of Endurance》、あるいは《ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor》を使ってもいいかもね!
私がこんなに《殉教者》コンボを推すのも、第1ゲームだと《根絶/Extirpate》か《真髄の針/Pithing Needle》位しか対抗策が無いからだ!
打ち消し呪文はこのデッキの核となる部分にはほぼ意味が無いし,《丸砥石/Grindstone》は《ルーンの光輪/Runed Halo》でシャットアウトさ!
《宣言》を《思考囲い/Thoughtseize》とかで落とされるとライフ獲得を邪魔されるけど、《光輪》と《独楽》が手札破壊に対抗する手段になるよ!
《名誉回復/Vindicate》と妨害要素のために黒を混ぜるのもいいよね!
今は4枚で3ドルだから、これから《オークの木こり/Orcish Lumberjack》と同じように高くなっていくだろうね!
最後は《花の絨毯/Carpet of Flowers》について考えていこう!
Carpet of Flowers / 花の絨毯 (緑)
エンチャント
あなたの戦闘前のメイン・フェイズの開始時に、対戦相手1人を対象とする。あなたはあなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナを最大X点加えてもよい。Xは、そのプレイヤーがコントロールする島(Island)の数である。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》みたいに全ての土地を《島/Island》にできる《ウルザの墳墓、トレイリア/Tolaria, Tomb of Urza》があればなぁ・・・
メインで《幻覚/Mind Bend》を使う理由が無い限り、《絨毯》は間違いなくサイドカードだね!
しかもほとんど使われてこなかったカードだ!
サイドに必要なのは相手への対抗策で、マナ加速が必要なわけじゃないからしょうがないよ!
他のサイドボーディングと違って、《花の絨毯/Carpet of Flowers》を入れると戦略的に後退するといっても過言じゃないね!
Sam Blackを中心に議論されてる事の一つに、サイドボーディングは相手への回答を用意するんじゃなくて相手を打ち破るためにすべきだ、っていうのがあるんだ!
もし対青の試合でより速度が必要ならば、《絨毯》は回答ではなく、よりよいものになるよ!
チームメイトのKevin Cronはヴィンテージのスタックスで対《Mana Drain》デッキ用に時たま《絨毯》を使ってたよ!
スタックスは2ターン目までに2種類のロック要素を用意したいんだけど、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》、《ヴィーアシーノの異端者/Viashino Heretic》、《In the Eye of Chaos》、《煙突/Smokestack》とかに邪魔されてできない事がままある!
《絨毯》は《赤霊破/Red Elemental Blast》のような”回答”にはなり得ないけど、早いターンのロック要素の邪魔になる事なしに、スタックスのスピードを劇的に上げることができるんだ!
それと《目くらまし》と《ドレイクの雛/Drake Hatchling》を役立たずにするから、フィッシュに対する棺桶の釘になったりもするよ!
サイド前に、対青で《絨毯》を必要としているデッキがあるかどうかには自信が無いよ!
相手を倒すには相手より多くのマナが是非とも必要、っていうデッキなら入れる価値もあるんだろうけど、例えば上のほうに出てたファイアーズに入っている《血染めの月/Blood Moon》よりも本当に役立つものなんだろうか?
《月》と比べると弱いと言わざるを得ないけれど、例えばファイアーズや先週の記事のギフトロックなら《絨毯》からのマナを役立てることができるよね!
前に出た二つと比べて《絨毯》をマナ加速として計算するのは良くないと思うけど、《島》が溢れているフォーマットなら一考の余地がある事は覚えておいて欲しいよ!
《絨毯》はやっぱり安いカードだけど、もしかするとエンチャントレスが探してた1枚かもしれないね!
デッキスポットライト:《結界師ズアー/Zur the Enchanter》デッキ
今週初めに出会ったこのデッキはついコラムで取り上げたくなるほど良い物に見えたよ!
Jorge Luengo Taberneroがスペインで行われた43人トーナメントで1位になったんだ!
http://www.deckcheck.net/deck.php?id=24562
《結界師ズアー》だよ!レガシーで!
デッキについてもっと知りたいよね!
これは緑の憎い奴が入って無い相殺独楽で、ベースラプション風に《闇の腹心/Dark Confidant》と《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》を使っているんだ!
使って楽しく、池袋で探しても売ってない《ズアー》が《ペミンのオーラ/Pemmin’s Aura》で《変異種/Morphling》になり、次のターンには《神格の鋼/Steel of the Godhead》で飛行+吸魂の8点パンチを食らわすのさ!
厄介なパーマネントは《ズアー》の持ってくる《破滅的な行為/Pernicious Deed》で対処し、《相殺/Counterbalance》を持ってきてロックしたりとやりたい放題だよ!
《ズアー》が一度でも殴れば何かしら持ってくるからね!
能力は攻撃に参加するときに誘発するので、その後に除去されても能力はスタックに乗ったままだよ!
もし《墓忍び/Tombstalker》が待ち構えていても、《忘却の輪/Oblivion Ring》で除去するか《ペミンのオーラ》で一騎打ちに持ちこめるよ!
ZDW(Zur Deck Wins)が本当にレガシーで通用するのかを、是非とも使った人から聞きたいんだ!
《ズアー》に依存しすぎだけど《独房監禁/Solitary Confinement》+《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》ロックを取り入れられるかもしれないし、《セカンド・チャンス/Second Chance》を入れてターンを増やすのも試せるよね!
もしできなくったって、とっても面白そうなデッキに変わりは無いけどね!
Star City Gamesは今年の6/21に、ボストンで賞金総額5000ドルのトーナメントを開催することになったよ!
詳細はフォーラムでチェックしてね!
http://forums.starcitygames.com/viewtopic.php?t=316870
GenConで行われるLegacy Championshipよりも賞金が多いし、国中からレガシープレイヤーが参加するだろうね!
アメリカのレガシーのメタを占う大会の他に、サイドイベントでEDHの大会も用意してあるから楽しんで行ってね!
このイベントのせいで他のトーナメントに人が全然いなくなる位には成功すると思うよ!
ホテルの手配を忘れないようにね!
それじゃまた来週!
Doug Linn
こいつらはレガシーだとあんまり強いから《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion’s Eye Diamond》や《水蓮の花びら/Lotus Petal》、《金属モックス/Chrome Mox》といったカードに形を変えて環境に残ってる!
しっかーし、これらの他にもレガシー環境には使いようによって”壊れた”マナ加速になるカードたちが眠っているんだ!
今回はそんなカードを3種類と、思わず腋毛を見せたくなるようなナイスなデッキ、それからStarCityGames.comからのビッグなお知らせをお届けするよ!
まずは赤の古株コモン、《オークの木こり/Orcish Lumberjack》だ!
Orcish Lumberjack / オークの木こり (赤)
クリーチャー — オーク(Orc)
(T),森(Forest)を1つ生け贄に捧げる:あなたのマナ・プールに、(赤)と(緑)の好きな組み合わせのマナ3点を加える。
1/1
私が12年前にカジュアルデッキで使っていた《木こり》は、《森/Forest》を切り倒しては《Black Lotus》を生み出してくれてたんだ!
《Lava Burst》を《木こり》で後押ししてバーンデッキが勝つのを思い出すね!
ふり返ってみると、《木こり》によるマナ加速は不公平感がなかった様に感じるんだ!
3ターン目の《大喰らいのワーム/Craw Wurm》や2ターン目の《蛮族の大軍/Barbarian Horde》が確実ってわけじゃなかったしね!
そのころの、それから今でもマジックで最高のマナ加速のうちの一つだと思ってるよ!
さて、どういう風に使えばカジュアルデッキから脱却できるかな?
現在は1ターン目に《木こり》、2ターン目に《森》を食べるっていうのがフェッチランドから《Taiga》を持ってくることでディモールト簡単だね!
それから3マナ余計に出せるっていうのは、2ターン目に5マナかそれ以上を生み出し得るので、それはレガシーだととても驚異的なことだよ!
そんなわけで土地1枚の損失よりもスピードが重要なアグレッシブ・デッキがいいだろうね!
一番フィットするのはゴブリンかな!
3マナも余計に使えるんだからいろんなことをしたくなっちゃうね!!
《木こり》は《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》や《ゴブリンの戦長/Goblin Warchief》とかを2ターン目に呼び出せるので、《ゴブリンの従僕/Goblin Lackey》と同じように機能するんだ!
もしゴブリンに押し込むんだったら何か4枚抜かなくちゃだね!
私だったら《モグの狂信者/Mogg Fanatic》を切るかな!
ここんところ活躍できる機会が限られているし、ゲームを通しても《木こり》の方が良さそうだし!
ゴブリンじゃないから《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader》で引けないし、《宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator》も使い辛くなるけど、試す価値はあると思う!
今までは《古えの墳墓/Ancient Tomb》がゴブリンデッキを加速するのに使われてきたんだけど、《木こり》はそれよりも全然良さそうだよ!
それから《木こり》は《リシャーダの港/Rishadan Port》を起動するのに使った《Taiga》をコストにできるし、《ゴブリンの女看守/Goblin Matron》や《首謀者》をプレイした後でもマナを出せるよね!
《木こり》の能力が何度も使えるかは不安が残るけど、2ターン目に《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》を出せる可能性が2倍になるのは見逃せないね!
あとは《霊気の薬瓶/AEther Vial》の代わりに入れてもいいかもしれない!
《薬瓶》は打ち消し呪文全般への対抗手段だから、反論したい気持ちはわかる!
ゴブリン使いの皆さんは《薬瓶》が《木こり》よりもゴブリンを加速させるって気付いてるよね!
《木こり》は赤い憎い奴らだけじゃなくて緑のすごく…大きなクリーチャーも呼び出せるよ!
最近ドイツの35人参加のトーナメントで7位に入ったデッキを見てみよう!
http://www.deckcheck.net/deck.php?id=23360
このデッキなら《木こり》を労基法違反で勧告されるまで使えるよ!
見た感じ《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder》か《Fyndhorn Elves》は《木こり》に置き換えられるね!
コンボ以外のデッキだと、2ターン目の《ブラストダーム/Blastoderm》や3ターン目の《ヤヴィマヤの火/Fires of Yavimaya》付き《災難の大神/Deus of Calamity》に対処するのは難しいよ!
このデッキは2ターン目にでっかいクリーチャーを出して、3・4ターン目にそれ以上のことができ得る良い例だね!
実際にレガシーでやっていけるのか、成績がマグレじゃないのかは自信がないけれど、《木こり》が戦えるデッキにしてくれるのは間違いないと思う。
テストゲームで対相殺独楽とやったら《思考囲い/Thoughtseize》と《目くらまし/Daze》を使われても、3ターン目に《はじける子嚢/Saproling Burst》/《伏魔殿/Pandemonium》コンボを決めたことがあったよ!
これならレガシーレベルって言っても遜色ないよね!
《木こり》は、また、デッキビルダーの皆さんが気になってるカードのためのマナ加速にもなるよ!
《サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol》、《千足虫/Gigapede》、《憤怒の天使アクローマ/Akroma, Angel of Fury》等がそうだね!
《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》を入れてコストの土地を水増ししたり、《すき込み/Plow Under》で相手を妨害したりと、コントロール寄りに構築してもいいかもね!
今ならStar City Gamesで4枚1ドルで買えるから、レガシープレイヤーにとっては投資のチャンスかもよ!
赤と緑のカードは質が上がる一方なんだから、《木こり》の値段が上がるのも間違いないね!
次は《Sol Ring》と同じマナを毎ターン生み出す《スランのタービン/Thran Turbine》だ!
Thran Turbine / スランのタービン (1)
アーティファクト
あなたのアップキープの開始時に、あなたは自分のマナ・プールに最大(2)まで加えてもよい。あなたは、このマナを呪文をプレイするために支払うことはできない。
マナをどうやって活用するか悩むよね!
例えば・・・
-《等時の王笏/Isochron Scepter》をアップキープに起動して、《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》で引いたり《稲妻のらせん/Lightning Helix》ブッパしたり!
-《停滞/Stasis》+《雲の宮殿、朧宮/Oboro, Palace in the Clouds》で友達を減らしたり!
-《The Tabernacle at Pendrell Vale》や《幕屋の大魔術師/Magus of the Tabernacle》のコストを払ったり!
-《スカイシュラウドのエルフ/Skyshroud Elf》でマナロンダリングして呪文のプレイに使えるようにしたり!
-《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》を回したり《ウルザの工廠/Urza’s Factory》を起動したり!
以上挙げてみたけど、こんな使い方じゃわざわざ《タービン》をレガシーで使う意味がないね!
最初に、リクルートが簡単になるからレベルデッキで使えば良いんじゃないかと思ったんだ!
《陰謀団式療法/Cabal Therapy》・《大物狙い/Big Game Hunter》・《Hymn to Tourach》入りの白黒レベルを試してみたんだけど、結局たいしたものじゃなかったよ!
ケンタッキー州PTQで優勝した以下のデッキに出会うまで、《タービン》の可能性をポイしようかって考えてたぐらいだ!
http://www.deckcheck.net/deck.php?id=22593
このデッキなら《タービン》を限界まで回転させられるね!
《再誕の宣言/Proclamation of Rebirth》を素早く”宣言”できるし、《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》を手札に戻して土地を伸ばせるし、《正義の命令/Decree of Justice》からトークンを2体余計に出せるんだ!
メインだと墓地対策を採ってないデッキが多いから、《砂の殉教者/Martyr of Sands》ロックはレガシーでもワンチャンスあるかもしれないしね!
殉教者デッキは第1ゲームを長引かせてから勝って第2ゲームは引き分け、ってな具合に1-0を量産できるかもよ!
もちろんリスクはあるけれど、試す価値はあると思う!
このデッキは《独楽》と《ドラゴン》の組み合わせでより多くのカードにたどり着けるだろうね!
《タービン》はこんな感じのデッキにバッチリ合うカードで、ぜひとも誰かに使ってほしいよ!(もっとも私が相手するのはゴメンだけどね!)
勝ち手段に《精神隷属器/Mindslaver》とか《忍耐の試練/Test of Endurance》、あるいは《ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor》を使ってもいいかもね!
私がこんなに《殉教者》コンボを推すのも、第1ゲームだと《根絶/Extirpate》か《真髄の針/Pithing Needle》位しか対抗策が無いからだ!
打ち消し呪文はこのデッキの核となる部分にはほぼ意味が無いし,《丸砥石/Grindstone》は《ルーンの光輪/Runed Halo》でシャットアウトさ!
《宣言》を《思考囲い/Thoughtseize》とかで落とされるとライフ獲得を邪魔されるけど、《光輪》と《独楽》が手札破壊に対抗する手段になるよ!
《名誉回復/Vindicate》と妨害要素のために黒を混ぜるのもいいよね!
今は4枚で3ドルだから、これから《オークの木こり/Orcish Lumberjack》と同じように高くなっていくだろうね!
最後は《花の絨毯/Carpet of Flowers》について考えていこう!
Carpet of Flowers / 花の絨毯 (緑)
エンチャント
あなたの戦闘前のメイン・フェイズの開始時に、対戦相手1人を対象とする。あなたはあなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナを最大X点加えてもよい。Xは、そのプレイヤーがコントロールする島(Island)の数である。
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》みたいに全ての土地を《島/Island》にできる《ウルザの墳墓、トレイリア/Tolaria, Tomb of Urza》があればなぁ・・・
メインで《幻覚/Mind Bend》を使う理由が無い限り、《絨毯》は間違いなくサイドカードだね!
しかもほとんど使われてこなかったカードだ!
サイドに必要なのは相手への対抗策で、マナ加速が必要なわけじゃないからしょうがないよ!
他のサイドボーディングと違って、《花の絨毯/Carpet of Flowers》を入れると戦略的に後退するといっても過言じゃないね!
Sam Blackを中心に議論されてる事の一つに、サイドボーディングは相手への回答を用意するんじゃなくて相手を打ち破るためにすべきだ、っていうのがあるんだ!
もし対青の試合でより速度が必要ならば、《絨毯》は回答ではなく、よりよいものになるよ!
チームメイトのKevin Cronはヴィンテージのスタックスで対《Mana Drain》デッキ用に時たま《絨毯》を使ってたよ!
スタックスは2ターン目までに2種類のロック要素を用意したいんだけど、《翻弄する魔道士/Meddling Mage》、《ヴィーアシーノの異端者/Viashino Heretic》、《In the Eye of Chaos》、《煙突/Smokestack》とかに邪魔されてできない事がままある!
《絨毯》は《赤霊破/Red Elemental Blast》のような”回答”にはなり得ないけど、早いターンのロック要素の邪魔になる事なしに、スタックスのスピードを劇的に上げることができるんだ!
それと《目くらまし》と《ドレイクの雛/Drake Hatchling》を役立たずにするから、フィッシュに対する棺桶の釘になったりもするよ!
サイド前に、対青で《絨毯》を必要としているデッキがあるかどうかには自信が無いよ!
相手を倒すには相手より多くのマナが是非とも必要、っていうデッキなら入れる価値もあるんだろうけど、例えば上のほうに出てたファイアーズに入っている《血染めの月/Blood Moon》よりも本当に役立つものなんだろうか?
《月》と比べると弱いと言わざるを得ないけれど、例えばファイアーズや先週の記事のギフトロックなら《絨毯》からのマナを役立てることができるよね!
前に出た二つと比べて《絨毯》をマナ加速として計算するのは良くないと思うけど、《島》が溢れているフォーマットなら一考の余地がある事は覚えておいて欲しいよ!
《絨毯》はやっぱり安いカードだけど、もしかするとエンチャントレスが探してた1枚かもしれないね!
デッキスポットライト:《結界師ズアー/Zur the Enchanter》デッキ
今週初めに出会ったこのデッキはついコラムで取り上げたくなるほど良い物に見えたよ!
Jorge Luengo Taberneroがスペインで行われた43人トーナメントで1位になったんだ!
http://www.deckcheck.net/deck.php?id=24562
《結界師ズアー》だよ!レガシーで!
デッキについてもっと知りたいよね!
これは緑の憎い奴が入って無い相殺独楽で、ベースラプション風に《闇の腹心/Dark Confidant》と《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》を使っているんだ!
使って楽しく、池袋で探しても売ってない《ズアー》が《ペミンのオーラ/Pemmin’s Aura》で《変異種/Morphling》になり、次のターンには《神格の鋼/Steel of the Godhead》で飛行+吸魂の8点パンチを食らわすのさ!
厄介なパーマネントは《ズアー》の持ってくる《破滅的な行為/Pernicious Deed》で対処し、《相殺/Counterbalance》を持ってきてロックしたりとやりたい放題だよ!
《ズアー》が一度でも殴れば何かしら持ってくるからね!
能力は攻撃に参加するときに誘発するので、その後に除去されても能力はスタックに乗ったままだよ!
もし《墓忍び/Tombstalker》が待ち構えていても、《忘却の輪/Oblivion Ring》で除去するか《ペミンのオーラ》で一騎打ちに持ちこめるよ!
ZDW(Zur Deck Wins)が本当にレガシーで通用するのかを、是非とも使った人から聞きたいんだ!
《ズアー》に依存しすぎだけど《独房監禁/Solitary Confinement》+《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》ロックを取り入れられるかもしれないし、《セカンド・チャンス/Second Chance》を入れてターンを増やすのも試せるよね!
もしできなくったって、とっても面白そうなデッキに変わりは無いけどね!
Star City Gamesは今年の6/21に、ボストンで賞金総額5000ドルのトーナメントを開催することになったよ!
詳細はフォーラムでチェックしてね!
http://forums.starcitygames.com/viewtopic.php?t=316870
GenConで行われるLegacy Championshipよりも賞金が多いし、国中からレガシープレイヤーが参加するだろうね!
アメリカのレガシーのメタを占う大会の他に、サイドイベントでEDHの大会も用意してあるから楽しんで行ってね!
このイベントのせいで他のトーナメントに人が全然いなくなる位には成功すると思うよ!
ホテルの手配を忘れないようにね!
それじゃまた来週!
Doug Linn
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